ファミコン世代

プロローグ

  • ファミリーコンピューターという初めての家庭用ゲーム機をご存知だろうか?
  • 現在のゲーム機と大きく違うのは、2ボタンを使うだけの簡単でシンプルなシステムにある。
    ディスクの読み込みがないのでスムーズに動作し、誰もが手軽に楽しめる。
    さらにドット絵のグラフィックがプレイヤーの想像力を刺激し、いつも新鮮な気持ちでプレイできるのだ。
  • 多くの夢と感動、新しい発見と驚きに心躍らせた古き良き時代。
    僕らの情報源は友達と攻略本であり、そこにパソコンはなかった。
  • そして人は、ある年齢を境にして少年時代の思い出だけを残し、ゲームから離れていく。
    若さゆえの好奇心から得られた楽しさといえばそれまでかもしれないが、悲しいことである。
  • 娯楽に対する考え方が変わってきたのか、作品の魅力にドップリ浸かる時間がなくなってきたのか、本当のところは分からない。
    斬新なシステムで好評を得たソフトも、いつの日かマンネリ化してしまうように、ゲームの世界そのものが当たり前になってしまったのかもしれない。
  • オリジナリティある過去の作品を超えるには、それ以上のオリジナリティが求められる。
    旧作を遊んで懐かしいと感じるのは、当時の体験が忘れられない感覚として残っており、それほどインパクトのあった証拠なのだ。
  • 筆者が初めてファミコンに出会ったときのそれは、その後の自分に大きな影響を与えたが、同じような感動を与えてくれたものにウルティマオンラインというパソコンゲームがある。
  • 家庭用ゲーム機の常識を破り、リアルタイムで仲間と会話しながら冒険することが可能だ。
    町にいる住人はコンピューターのプログラムではなく、本物の人間である。
    戦いだけでなく、働いてお金を稼ぎ、マイホームを手に入れる。悪い行いは罪になり、自分に返ってくる。
    仮想世界で現実と同じような生活を送れることに当時はかなりの衝撃を覚えたものだ。
  • どちらにしても苦労せず達成できるゲームに感動は生まれない。
    ゲームの世界はいつも新しい発見で溢れていたし、そこから学ぶものも多かった。
    単純なドットで描かれる粗いグラフィックが想像力を引きだし、童心が好奇心を揺さぶる。
    何もかもが新鮮だったファミコン世代をテーマに紹介しよう。
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